インターナショナル・ハウス(シドニー校)の学校見学
インターナショナルハウスの第一印象は、「こじんまりとしていながらも、国際色豊かな、活気溢れる学校」でした。同校の人気コースは、J-ShineやTESOLなどの英語教授法のコースで、他国からの留学生だけではなく、現地のオーストラリア人も多く在籍しているそうです。
4週間コース、8週間コースのあるTESOL(英語教授法コース)では、英語力のアップはもちろん、言語分析などを学ぶ他、先生が黒板に書いたことをノートに書き、覚えるという従来の指導法にこだわらず、指導案に沿った授業を作るより、目的を達成することに目を向け、先生やクラスメイト達との話し合いで授業案を作り上げるコミュニカティブ指導法を取り入れているそうです。また、フリーレッスンという形で、4週間ごとに、一般英語に在籍する生徒を対象に実際に授業を行います。授業に必要な教材や資料なども一から作ることで実践力を付けることができます。
J-ShineコースでもTESOL同様、生徒たち積極性を促すようなコミュニカティブ指導法の授業が行われています。実習では、生徒に対する先生のほめ方、しかり方、子供たちの動かし方を学ぶことに重きを置いており、卒業生の実習記録は、イラスト付きのとてもユニークなものでした。放課後にもかかわらず、学校に遅くまで残り、課題を黙々とこなす生徒たちの姿も多く見かけることができました。
学校の掲示板には、世界中のたくさんの学校から英語教師の求人募集が掲示されているのが印象的で、同校の英語教授法に厚い信頼を託している学校がたくさんあるように思いました。
また、2008年開設と歴史の浅い一般英語も少人数制度や「イングリッシュ・オンリー・ポリシー(母国語禁止制度)」などの制度を取り入れているだけではなく、指導能力の高い先生が在籍しているので、質の高いレッスンを受けることができます。その他にも、生徒ひとりひとりに焦点を置き、弱点を克服することができるIELTSコースも人気です。