未来を拓くための海外体験留学ブログラムを運営する理由

ステパス(Step passport)は、児童養護施設(自立援助ホーム含む)に入所する児童を対象とした、海外留学体験を実施提供するプログラムです。

施設児童本人が日本を飛び出し「自らの可能性に気づく機会を提供する」ことをテーマとして実施しています。

世界を体感し、夢を描く機会を!

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児童養護施設に入所、又は退所する子どもたちの多くは、親からの虐待などによる経験から「自信」や「自己肯定感」を持つことが比較的難しい状況にあり、自らの将来にも悲観的になる傾向がみられます。

そのような中で、日本の常識にとらわれず、世界を体感することで得られる自信や可能性があると私たちは考えています。 事前の準備期間、及び現地での語学研修・ホームステイ体験を通じて、海外での異文化体験の機会を提供し、対象児童の国際性や自信を養うと共に将来への夢を描く機会を提供します。

施設に暮らす子どもたちを海外へおくる意義

私たちは、子どもたちを負の連鎖から導き出す方法は、幾通りもあると考えています。

その中から私たちは、海外という一つのアプローチによって、子どもたちの未来への可能性を大きく引き出そうと考えています。 例えば日本を出て初めて気付くこと、得ることができる多くのものがあります。 周りの人への感謝、日本の素晴らしさ、国際感覚、自信、新たな価値観など人によって様々です。

また同時に、海外へ出ることで生きるのに不要なものにも気付くこともできます。それは、不平不満、嫉妬や見栄、物欲やしがらみ、憎しみや人と比較する劣等感まで、日本で無意識に囚われていた様々な楔(くさび)を開放するきっかけを得ることができるのです。 まずは自分自身の可能性に気付くこと、それこそが子どもたちの社会格差の連鎖を断切る最初の鍵だと私たちは考えています。

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過去の実施実績

2014年度、2015年度にたくさんのお力を頂き、第一回目・第二回目を実施することができました。

→ 2014年度実施報告書



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参加者感想文

【男児・高校2年生】

最初に話を聞いたときは、正直行くかどうか迷いました。いってみたいというワクワク感と、事故やアクシデントがもしあったらという不安でいっぱいでした。オーストラリアでは、普段日本では見れないような光景ばかりですべてがおどろきと感心で満ちていました。 このプログラムに参加して本当によかったと、心から思います。今回の体験は将来をすごしていくためのよい経験に成ったと思います。そして今回の体験で海外に少し関心が持てました。次は自力でいけたらと思います。

【男児・高校3年生】

日本にいる時よりも英語に触れる機会も多く、マンツーマンの授業が主だったので、自分から何かを話さないと授業にならないというプレッシャーもあり、自分から積極的に授業に取り組むことができました。日に日に自分でも英語を理解できるようになったなと実感することができたので授業を楽しく受けることもでき、この三週間はとても意味のあるものになったなと思いました。 今回このプログラムは僕にとってとても大事なものになりましたし、自分の目標を新たに見つけることができたので本当に良かったです。

2、施設職員アンケート

【施設職員1】

(渡航前は)期待と不安の入り混じった様子で、英文を一生懸命考えていました。(帰国後は)英語の必要性を留学前よりも実感できたようで、もっと勉強しようという意欲が湧いたようです。帰国後の笑顔から、留学中が大変充実したものであったことを感じました。

【施設職員2】

プログラムが決まってからは、とても楽しみにしており、勉強にも取り組んでいました。又帰国後は学校の英語の授業でも今まで以上に理解できるようになったと喜んでいます。本人の中でも沢山のことを感じ、学んだプログラムになったと、表情を見て分るようになりました。

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